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【お知らせ】マンガワンで連載中「うむ、うまない、うめない、うみたい」で卵巣がん患者さんの物語がスタート

2023年02月06日

 

いつもスマイリーの活動にご理解とご協力いただきありがとうございます。
卵巣がん体験者の会スマイリーの片木です。

現在マンガワンアプリで連載中の漫画「うむ、うまない、うめない、うみたい」(原作:加藤綾子さん 漫画:ことりさん)
本日2月6日公開の5話から卵巣がんと診断された沙百合さんの物語がはじまります。
読む場合はスマートフォンでマンガワンアプリをダウンロードしてください。


沙百合さんの物語を描かれるにあたり、昨年、原作の加藤綾子さん、漫画を描かれたことりさん、そして編集者の方のインタビューを受けました。
ことりさんはオンライン参加でした。

AYA世代で卵巣がんになった沙百合さんを描かれるにあたり、その年代特有の悩みが多くあること(仕事、お金、自分らしさ、結婚、恋愛、子供、社会の目・・・)、なによりも私も経験しましたが「卵巣がんになった自分がダメ人間のように感じてしまって自分で自分を大切に思えない否定してしまう気持ち」だったり、まったく私にとって関係性がない無責任な人の悪気のないひとことで傷つく自分がいたり。同じ卵巣がん患者であったとしても「子供を産んでるならあなたは羨ましい存在なんだから」みたいなことを言われて愚痴も言えなくなってしまったこともありました。
自分も誰も悪くないのに傷つく自分の弱さみたいなものに苦しんだり、自分が家族や周りに迷惑をかけていることばかりで苦しくなったり、自分のこうしたいがわがままに思えて自分を押さえ込んで人に合わせようとしたり・・・なんかもがいてたなぁ・・・・。
30歳で卵巣がんに罹患して、あと7ヶ月ほどで50歳を迎える私にとって、がんになった頃の私は常にぐるんぐるん自分の感情と周囲の思いに振り回されていた気がします。

物語の主人公である沙百合さんの話は無料公開されている1話にもちらっと出てきますが、5話から本格的にスタートします。
沙百合さんという1人の物語なので、同じ病気であっても共感できない部分があったりするかもですが、でも、30代女子のなんともいえないもどかしさ、苦しさ、不安・・・そういうのはきっと共感いただけるんじゃないかなと思います。
どうか沙百合さんを応援してもらえると嬉しいなと思います。

おまけのページに私にインタビューいただいた時の話が載っていて、あぁ画面の向こうでことりさんがそんな思いで聞いてくださったのだなと胸が熱くなりました。
同じ病気になったわけではなくても、人として痛みを知ろうとする、それを取り込み表現してくださることありがたいなと思います。
沙百合さんの話は2週間に1度の更新です。
たくさんの人に届いたらいいなと思います。


 


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