【お知らせ】相同組換え修復欠損を有する卵巣がんに対しオラパリブのベバシズマブ(遺伝子組換え)を含む初回化学療法後の維持療法の適応追加
2020年12月30日
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2020年12月25日、オラパリブ(リムパーザ)が「相同組換え修復欠損を有する卵巣がんにおけるベバシズマブ(遺伝子組換え)を含む初回化学療法後の維持療法」の適応追加されましたことをお知らせします。
この治療法は1月に米国ではすでに承認されています。
進行した初回卵巣がんの患者さん かつ 相同組換え修復欠損(HRD)を持つ患者さんが対象になります。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1911361
(今回適応追加の元となった試験 PAOLA-1(Phase 3))
初回化学療法(パクリタキセル+カルボプラチン)+2クール目からベバシズマブ
初回化学療法終了後にベバシズマブ+オラパリブの維持療法を行います。
相同組換え修復欠損(HRD):卵巣がんでは、遺伝的な要因以外でもDNAの傷を修復する仕組みがうまく働かなくなる相同組換え修復欠損(HRD)がみられることが多いです。HRDは遺伝子検査で調べることができます。
BRCA1/2遺伝子変異などの遺伝的な要因でもHRDはみられます。
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