Last Updated:2024-02-10 更新者:片木美穂

Music Together 〜音楽とともに語ろう がんについて〜

本イベントは満席になりました。ありがとうございました。

イベント概要

タイトル

Music Together 〜音楽とともに語ろう がんについて〜

日時

2024年3月10日(日)11時30分開場 11時45分スタート(予定)

会場

渋谷Take off7

〠150-0042 東京都渋谷区宇田川町32-12 アソルティ渋谷B1階

アクセス1

渋谷ハチ公口交差点を渡り西武百貨店渋谷方向へ直進

西武百貨店渋谷店A館、B館の前にある井の頭通り交差点を左折

井の頭通りを約5分ほど進み、宇多川交番前Y字路を左方向へ

Club QuattroとGUが入ったビルの隣のアソルティ渋谷B1階です。

アクセス2

渋谷駅ハチ公口交差点を渡りセンター街を5分ほど直進

MEGAドンキホーテを右折してすぐのファミリーマートを左折

Club QuattroとGUが入ったビルの隣のアソルティ渋谷B1階です。

参加費

ワンドリンク制 600円を当日会場でお支払いください。
イベントは参加費は不要ですが、お気持ちを募金箱に入れていただけると嬉しいです。

参加申込

こちらよりお申し込みください。

もし、上記サイトでの申し込みが難しい場合は遠慮なく、info.smiley@gmail.comまでメールにて「お名前・人数・当日連絡がつくお電話番号」をお送りいただきましたらこちらで予約をとった上でお返事を差し上げます。

出演
タイムテーブル(予定)

11時30分:開場

11時45分:ごあいさつ(卵巣がん体験者の会スマイリー片木美穂)

11時50分:勝俣範之先生トーク&ライブ「がんと診断されたら〜あなたと家族を守る方法〜」ヴァイオリン演奏:上野創さん 進行:石森恵美さん

13時00分:Hullさん乳がんサバイバートーク 進行:卵巣がんさくらさん

13時30分:EastBellライブ

14時00分:終了予定

14時30分:物販終了、会場閉鎖

物販
その他

・ライブハウスへは階段を降りていただくか、エレベーターを利用しB1階へお越しください(当日はエレベーターを利用できるようにしていただいてます)。

・階段下が喫煙所になっております。タバコが苦手な方はエレベーターをご利用ください。

・当日は着席スタイルでイベントを行います。お席は自由席です。

・ライブ中にお席を立たれる場合はお客様の視界を塞がないよう配慮をお願いいたします。(物販前などできるかぎりスペースを確保する予定ですが治療中の患者さんにもイベントを楽しんでいただけるためご理解いただけますようお願いします。)

・当日はマスクの着用にご協力お願いいたします。

・当日、お子さま連れの参加もOKですが、ライブハウスはものすごい音がします。お子さまの耳を守るために防音イヤーマフを持ってくる、お子さまが場に耐えられない場合は外に出るなど対策をお願いします。

・当日会場に入るのにお手伝いが必要な方は事前に何時ごろお越しになられるかスマイリーに連絡をいただけましたらお迎えのスタッフを1階の入り口に待たせておきます。ライブハウスは携帯の電波が悪いため前日までにお願いします。

ごあいさつ:このイベントへの思い

こんにちは。卵巣がん体験者の会スマイリーの片木美穂です。
3月10日(日)11時半から音楽とがんの啓発を行うイベントを渋谷で開催します。
このページをご覧になられた方のなかには「どうしてがん啓発と音楽なの?」と感じられた方もおられると思います。
少し長くなりますが、きっかけについてお話しさせてください。
2017年に埼玉医大国際医療センター婦人科腫瘍科の藤原恵一先生と一緒に、世界的な婦人科臨床試験啓発イベントであるGlobe-athonに日本から参加しました。その年のテーマは”Music”ということで、藤原恵一先生が佐藤正易先生と一緒にファゴットのデュエットを演奏したり、オペラ歌手の芹澤佳通先生に歌を披露いただきました。
また、私の友人のHullさんが三線を演奏しながら歌を披露くださったのですが、Hullさんが自己紹介のときに26歳で乳がんの治療をしたサバイバーであること、その治療よる後遺症を抱えながらも自分にできることとして歌をうたっていることを話してくれました。
イベント終了後に、ある患者さんが話しかけてくださいました。
その患者さんは卵巣がんの治療薬ベバシズマブの副作用の1つである発声障害(1-5%出現)が原因で趣味のコーラスグループを辞めてしまったというのです。この日、Hullさんの歌と話を聞いて「自分は歌うことが好きなんだ、歌いたいんだ」と気づいたこと、「一人カラオケからでも歌うことを始めてみようと思うこと」を涙涙で話してくださいました。
その患者さんは患者会の相談支援を多く利用している方でしたが、どちらかというと「自分には生きる意味がない」「どうせ治療を頑張ったって遠くないうちに死ぬんでしょ」という考えが強い傾向がありました。しかし、イベント後からは「できる限り治療をして元気な時間を増やしたい」「Hullさんみたいに慰問で歌を届けにいけるようになりたい」としてセカンドオピニオンを利用したり、積極的にこれからについて考えるようになったのが話していてもわかりました。ときどき病気の相談したいと私を呼び出しては一緒にカラオケボックスに向かい昭和の歌謡曲中心にたくさんの歌を楽しそうに歌って聴かせてくれました。
2019年に亡くなられたとき「スマイリーの活動に使ってほしい」としてご寄付をいただきました。スタッフとどう使うのが彼女の思いに添うことか話し合った結果、Hullさんを招いて音楽イベントをするのが一番ではないかという話になりました。しかし、みなさんご存知の通り2020年から新型コロナが蔓延し、そうしたイベントが開催しづらい状況が続き、気づけば彼女が亡くなって5年近くの時間が経ってしまいました。
昨年、新型コロナが5類になったことから、Hullさんと現在Hullさんがボーカルを務めるバンドEastBellのメンバーに話したところイベントを行うことを快諾してくださいました。
また音楽ライブ活動も行う医師の勝俣範之先生、ご遺族でもあるフリーアナウンサーの石森恵美さん、ご自身が卵巣がんと肺がんのダブルキャンサーでもありがん患者のご家族・ご遺族でもあるYouTuberの卵巣がんさくらさんにもイベントの趣旨をご理解いただき、ご出演を快諾いただきました。
また会場となる渋谷Takeoff7の後藤社長にも快く会場を貸していただくこと、がん患者さんが参加することから着席でライブを楽しめるようにすること、エレベーターの利用などもできるようにしていただけました。
こうしたおひとりおひとりの協力があり、5年近く経ってやっと彼女の思いを形にすることができます。
今回このイベントを行うにあたって、スマイリーのおしゃべり会@新宿を手伝ってくださってる4人の患者さんが当日もスタッフとしてお手伝いしてくれることになりました。イベントのタイトルや、物販で売る卵巣がんグッズも一緒に考えてくれて募金箱やポップなど準備をがんばってくれています。
当日はEastBellのCDやステッカーも物販します。
勝俣先生は2月に出版される本のサイン会をしてくださいます!
卵巣がんだけではなく他のがんの患者さん、一般の方も参加可能です。
どうかたくさんの人にこのイベントに足を運んでいただきたいです。

卵巣がん体験者の会スマイリー 片木美穂