卵巣がん体験者の会スマイリーバナー

ovarian cancer patients support group,SMILEY

世界卵巣がんデー2019(World Ovarian Cancer Day 2019)


今年のテーマは
「力をくれる曲のリストを作ろう!」
(Every Woman Power Playlist of music!)


 
世界卵巣がん連合(World Ovarian Cancer Coalition)では毎年5月8日を世界卵巣がんデーとして色々なテーマで卵巣がんのことを知ってもらおうと情報発信しています。今年のテーマは「力をくれる曲のリストを作ろう!」。日本の患者さんやご家族から届いた「力をくれる曲」と「エピソード」を掲載します。


日本の患者さん・家族が選んだ「力をくれる曲」

LinkIcon予感/空と君とのあいだに/ファイト LinkIcon優しいあの子 LinkIconFuckin’ Perfect LinkIconフルスイング LinkIconオモイダマ
LinkIconStand Alone LinkIconビリーブ


雑草だらけの庭で可憐に咲く一輪の花。私の『ファイト』へのイメージです。

予感/空と君とのあいだに/ファイト:中島みゆき

かりん(患者)


 
卵巣がんの手術と抗がん剤治療中は,正直なところ音楽に耳を傾ける余裕がありませんでした。
唯々,毎日が不安で,不安に押しつぶされそうでした。
治療が一段落し,経過観察になると,これまた先の日々が不安で不安で,またもや不安に押しつぶされそうでした。そんな不安の根底にあったのは「なぜ私ががんになったの?」という疑問でした。
ある時,信頼できる医師から「皆さん,がんになった原因を探して,自分自身を責めないでください。皆さんは,少し運が悪かっただけです。誰だってがんになるかもしれないのです。」という話を聞いた時,ずっ~とがんの原因探しをしていた憑き物が落ちたように感じました。
私とがんの付き合いは,これからも続きます。
今も不安はありますが,それでもがんと共にできるだけ長くこの一度きりの人生を歩んで行きたいと考えられるようになりました。そんな私の応援歌が昔から聞いてきた『ファイト』です。

優しいあの子:スピッツ

ソフィー(患者)


4月の朝、突然TVから流れてきた、主題歌。
柔らかなボーカルと軽快な音楽。でも心を掴んだのは歌詞。

重い扉を押し開けたら、
暗い道が続いてて、
めげずに歩いたその先に知らなかった世界
氷を散らす風すら味方にできるんだな、
切り取られることのない 、
丸い大空の色を
優しいあの子にも教えたい
 
口にする度に泣けるほど
憧れてくだかれて
消えかけた火を胸に抱き
辿り着いた コタン

おそらく、歌詞も曲もまだ途中までの発表かと思います。
 
再発を繰り返す自分の治療状況と重なります。
新しい薬にチャレンジしても、結果が出ない。
その絶望感で座り込んでしまいそうになります。
でも、諦めないで進むと本当に知らなかった世界、新しい価値観、出会いにつながっている。
辛い副作用も、緩和ケアチームが最大限に力を発揮して、のりこえさせてくれる。
気持ちを強くしてくれる。
そんな支えが希望の光になっています。
この曲を歌うと、だから泣けて、やっぱり前を向こうと思えます。

Fuckin’ Perfect:P!NK

naru(患者)


卵巣がんが見つかる前の私は子育ても終わりが近づき、自分の時間を仲間と使い、自然の中で楽しむことや子育て中の若い方たちを支えることに生きがいを感じていた。
仕事も順調で経済的不安もなかった。多くの友人の中で経験を重ねてきた、頼られる存在だと自認していた。
 
突然見つかったガンですべてが変わってしまったように感じた。
昨日までの私はいなくなって、自分の不運を嘆き、これまでやってきたことができなくなる怖さにつぶされそうになり、何より頼られる側から支えられないと立っていられない側へと立場が入れ替わって どうしていいのかわからなくなっていた。
優しい友人たちの声や差し伸べられる手をにこやかに受け取るけど 心の中は自己否定の声でいっぱいだった。
こんなのは自分らしくない。
こころの中にたまっていく病気になったことへの理不尽さへの怒りは膨れ上がるばかりで めちゃくちゃに行動的になってSNSに挙げてみる一方で、丸一日ベッドから出ないで携帯を握ってみんなの様子をチェックばかりし、いつこの状況から抜け出せるのか このまま終わってしまうんじゃないか。
私はもうみんなには必要ない、そんな思いで爆発しそうだった。
 
そんな時ランニング用のIPODに入っていたP!NKをベッドの中できいて彼女の叫びが自分の叫びと重なった。
くっそ!負けるもんか。今の自分だって私だ。
今の自分がどこまでできるかやって見せるんだ。
聞いてる間はそう思えた。
そして翌日はリハビリのウォーキングに出かけられた。
またダメになる日もあったけど 何度も何度も強くてソウルフルな声に合わせて心の中で叫んで支えてもらった。
 
前とおんなじじゃないけど 今の自分も好きになるように頑張れてる。
あの時この曲に支えてもらったから。

シングル「チャンカパーナ」のカップリング。アルバム「NEWS」にも入っています。

フルスイング:NEWS

のん(患者)


メンバー2人が脱退し4人となったNEWSが、私が罹患した2012年に行った初のライブツアーのDVD映像で涙しながらフルスイングを歌っている4人の姿を見た時に、活動出来なかった期間の不安とか待っていてくれるファンの前に帰って来れた喜びとか… そんな感情も伝わる映像と歌詞が闘病中だった私の心に響きました。
「そう何度だって賽を振れ願いを込めたフルスイングで」とカラオケで歌いながら、何度も何度もフルスイングしてやる〜〜 と力を貰っていました。
歌詞はこちら

2014年、熱闘甲子園のテーマ曲です。

オモイダマ:関ジャニ∞

のん(患者)


再発治療をしていた頃の歌ですが、この頃にはSNSを通じて知り合った同病の人達などからも勇気をもらったりしていました。
その反面、悲しい知らせを聞く事もあり気持ちの持っていきかたなど悩んでいた時にふと、

オモイダマ 今 空に駆け上った それはあの太陽より眩しかった
そして大粒の願い 雨になった そこに希望の花が咲き誇ったから

と聞こえて来た時に、彼女のオモイダマ皆んなの願い… そうだ繋がっているんだ!って、1人じゃないんだ!って強くなれた気がした曲です。
歌詞はこちら 

涙の流れるままに A HEALING COLLECTION 、日本の歌~花は咲く、他アルバムにも収録されています。

Stand Alone森麻季

ソフィー(患者)


坂の上の雲(NHK放映 ドラマ )の主題歌で、オープニングの映像と曲がとても美しく、そこに森さんの声と歌詞がぴたりとはまり何回聞いても感動していました。
好きが高じて、彼女のコンサートに行ったり、とうとう自分で歌ってみようとレッスンに通っていました。
今も、体調に折り合いがつけば、レッスンを再開したいと思っています。
作詞は小山薫堂:くまモンの生みの親 作曲は久石讓:ジブリ作品でお馴染み、いずれも日本を代表する2人です。
森さんの代表曲の一つとして彼女の何枚かのアルバムにオーケストラバージョンやビアノバージョンが収録されています。
「日本の歌~花は咲く」のアルバムにはピアニスト辻井信行さんの伴奏で収録されています。
同じ曲をサラ・ブライトマンも歌っていて、こちらも美しく、感動します。

ビリーブ:井上あずみ

ソフィー(患者)


病気になる前に趣味のコーラスで歌った思い出の曲です。
アルトパート担当の私はメロディーパートを歌うことが少なかった中で、珍しくメロディーパートを歌うことができて楽しい経験でした。
何より、メロディーと歌詞が素直に心に響き、大好きになりました。
気持ちが折れそうな時、辛い時、悲しい時に応援歌として自然と口ずさんでいます。