Last updated 2026-03-24 更新者:片木美穂
卵巣がんの症状
卵巣がんの症状を知ることは、とても大切です
卵巣がんは、初期の段階でははっきりした症状が出にくく、ほかの病気と似た症状が続くことがあります。「なんとなく変だな」「いつもと違うな」と感じることが、早期発見につながることもあります。気になる症状が続くときは、遠慮せずに婦人科やかかりつけ医に相談してください。
主な4つの症状
次の症状が 2週間以上続く 場合は、卵巣がんの可能性も含めて医療機関で相談することがすすめられています。
お腹の張り(膨満感)が続く
食後の一時的な張りではなく、毎日のように続く張り、服(スカートやズボン)がきつく感じる、下腹が硬く張る など
食欲が落ちる・すぐに満腹になる
以前より少し食べただけで満腹になる、食欲がわかない、胃もたれが続く
尿が近くなる・急に行きたくなる
昼夜問わずトイレが近い、我慢できないほど急に行きたくなる
下腹部や骨盤まわりの痛み
鈍い痛み、重い感じ、圧迫感、背中や腰に広がる痛み
よくみられるその他の症状
これらも卵巣がんでみられることがあります。
- 消化不良、胃の不快感
- 背中や腰の痛み
- 便秘や下痢など、排便習慣の変化
- 原因不明の体重減少
- 閉経後の不正出血
- 強い疲労感
症状がひとつでも「いつもと違う」「続いている」と感じたら、相談して大丈夫です。
似た症状が出るほかの病気との違い
| 病気 | 似ている症状 | 卵巣がんとの違いの目安 |
| 過敏性腸症候群 | 張り、腹痛、便通の変化 | 食事やストレスで変動しやすい |
| 更年期障害 | 張り、尿の変化 | 食欲低下や持続的な骨盤痛は少ない |
| 子宮内膜症 | 骨盤痛、張り | 月経周期と関係しやすい |
| 尿路感染症(膀胱炎) | 頻尿、骨盤痛 | 排尿時の痛み・沁みる感じが特徴 |
「症状があるかもしれない」と思ったら
- 2週間以上続く場合は受診を検討
- 症状をメモしておくと説明しやすい
- 「卵巣がんの可能性はありますか」と医師に伝えてよい
- 納得できないときは、婦人科での相談やセカンドオピニオンも選択肢
よくある質問
● 症状は急に出ることがありますか
多くはゆっくり現れますが、進行すると急に強くなることもあります。
● 症状は出たり消えたりしますか
波があることもありますが、全体として続くことが特徴です。
● ホットフラッシュは卵巣がんの症状ですか
一般的には更年期の症状です。ただし、卵巣がんの好発年齢と更年期の時期が重なるため、気になる症状があれば相談を。
● 月経周期で症状は変わりますか
卵巣がんの症状は周期とは関係なく続くことが多いです。
● 無症状のこともありますか
はい。特に早期は症状が出ないことがあります。だからこそ、体の小さな変化に気づくことが大切です。