2018年9月14日ー16日、京都国際会議場において日本婦人科腫瘍学会とIGCS(国際婦人科学会)が開催されます。
それに先立ち、2018年9月13日に婦人科がん患者さんやご家族(および支援者)向けにシンポジウムが開催されます。
このシンポジウム開催の背景には日本でCRC(臨床試験コーディネーター)として活躍された故・青谷恵利子さんの思いがあります。
青谷恵利子さんは国内外の婦人科がんの臨床試験グループで活躍をされ、日本の臨床試験にもっと患者の声が反映されるためにはどうしたらいいか、臨床試験に参加する患者さんの不安をどう軽減するか、臨床試験に携わる医療者への教育や環境整備をすすめるとともに患者と研究者を繋ぐための活動も熱心に行なっていました。
その青谷恵利子さんの思いを受け取った国内外の研究者の思いによりこのシンポジウム実現に繋がり、シンポジウムの名前に青谷さんの名前を掲げることにしました。
午前中はIGCSの医師や看護師等から婦人科がんに関するトピックを学び、午後は国内外の患者支援活動をしているメンバーからがん研究グループやがん研究者と私たちがどのように繋がっていくかをテーマに学ぶセッションを準備しています。
プログラム、参加にあたっての要項は下記をご覧ください。
青谷恵利子さん記念「婦人科がん患者・支援者向けシンポジウム」
日:2018年9月13日
会場:京都国際会議場、日本
プログラム
9:00-9:30
開場・受付
9:30
ご挨拶:Michael Quinn
9:40
青谷恵利子さんの思い出:Robert Coleman & Monica Bacon
婦人科がんについて:セッションモデレーター 藤原恵一
9:50
婦人科がん「用語」と「解剖学」:Monica Bacon
10:15
子宮頸がん:Anuja Jhingran
10:45
子宮体がん:Jae Woen Kim
11:15
卵巣がん:Mansoor Mirza
11:45
Q&Aパネル
12:00
臨床試験と最新の研究について:Robert Coleman
12:25
Q&A
12:30〜13:30
ランチ
患者アドボカシー活動について:セッションモデレーター 片木美穂
13:30
ご挨拶:片木美穂
13:35
青谷恵利子さんの思い出:片木美穂&Dicey Scroggins
13:40
患者のアドボカシー入門:Dicey Scroggins
14:05
アドボカシー組織の構築について:片木美穂
研究擁護のための枠組みについて:セッションモデレーター Dicey Scroggins
14:30
研究に対するアドボカシー活動の実践:Anne Mellon
14:50
研究チームとの強力で相互関係のあるパートナーシップを築くには:Brenda Steele
15:10
日本における患者参加の力と課題:天野慎介
15:30
Q&Aパネル
15:50
とりまとめ:藤原恵一
16:00
懇親会
参加にあたって
- この患者支援者向けシンポジウムの参加費は無料です。
- 会場までの交通費、宿泊費は各自ご負担ください。
- 婦人科がんをテーマに開催しますが、婦人科がん以外の支援者(婦人科がん以外の患者さん・家族、医療者、メディア、翻訳者など)の方の参加も可能です。
- 英語のヒアリング、スピーキングができなくても大丈夫です。同時通訳をご用意しています。
- スライドは日本語訳をご用意しています。
- 特定の政治や宗教のご勧誘、民間療法や代替医療のお話はご遠慮ください。
- その他スタッフの指示に従ってください。
参加申し込み方法
ありがとうございます。募集は終了しました。
その他お知らせ
9月15日土曜日午前6時30分よりアメリカから来日している卵巣がん患者のDicey Scrogginsと一緒に、日本や海外の婦人科がん研究者と患者と一緒に京都国際会議場近くの宝ヶ池をラン&ウォークする企画もあります。
<詳細>
2018年9月15日(土)06:30
サンライズランに参加してください!
このイベントは、2018年9月15日(土)、イベント会場のある美しい公園であるタカラガイケ公園で開催されます。
湖の周りを5km走行するか2.5km歩きましょう!。
参加費は10米ドルです
患者/支持者のための特別手数料:5ドル(支払い方法は現在事務局に確認中です)
すべての参加者にTシャツ、水、スナックが提供されます。
優勝者は、IGCS 2018での閉会式の際に彼らの名誉を授与されます。