今日はお腹に手を充ててみて。


kimさん(卵巣がん患者)


 

昨年の冬、数日続いた腰痛と腹痛から「もしかして、原因は卵巣?」と疑いを持ち、婦人科を受診しました。
卵巣がんの初期症状のひとつにそういったこともあるということを知っていたからです。

教えてくれたのはスマイリーの2013年の世界卵巣がんデーの啓発キャンペーンでした。投稿を見た私は、当日手元に持っていたありったけのティールブルーを集めてFacebookのタイムランに投稿していました。
「今日は世界卵巣がんデーです!」と。

検査の結果、私の卵巣は癌化の疑いを指摘され、両側付属器と子宮を全摘出しました。幸い腹膜病変は見つからず、片側限局の初期で済みました。

卵巣がんは早期発見が難しいと言われますが、私は幸い気付くことができました。夫をがんで先に亡くした私にはまだ学生の子供たちがおり、もうしばらくは大黒柱としてもふんばりどころ。今、私がこうした声を届けられるのは、卵巣がん経験者のみなさんたちの情報発信のおかげなのです。

そして私の声にも力があるのならば。
5月8日のこの日、どうかひとりでも多くの方がひとときお腹に手を充て、自分やご家族の身体の声を聞いてくれますように。何か気付いたら、たいしたことはないと後回しにせず少しでも早く婦人科に行ってくれますように。
病気になってしまうのは誰のせいでもありません。どうか怖がりすぎないでください。

さて。私も術後3か月が過ぎ、ようやく回復してきました。まだやらねばならぬ仕事がたくさんあるので、多少の不具合と上手く付き合いながら歩いていこうと思います^^