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スマイリーからのお知らせ


NPO法人HopeTreeフォーラム2019 「がん教育~何を教える 何を学ぶ~」に登壇します

2019年05月21日

 

いつもスマイリーの活動にご理解と応援ありがとうございます。
片木です。

2019年7月28日(日)13:00~16:00に御茶ノ水駅出てすぐの会場で開催される 法人HopeTreeフォーラム2019 「がん教育~何を教える 何を学ぶ~」でお話しさせていただける機会をいただきました。
 
詳細とお申し込みはこちらをクリックしてください。


どうして私が「がん教育」がテーマのシンポジウムでお話をするのか、すこしご説明をさせてください。
 
卵巣がんは女性であれば全年齢に発症するがんです。
これまでに、スマイリーでは一番下のお子さんは2歳から一番上の女性は100歳近くの方まで卵巣がんの患者さんを支援してきました。
つまり幼稚園に入る前から卵巣がんを経験されるお子さんはいますし、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人・・・さまざまな年代の卵巣がん患者さんと出会ってきました。
 
現在学校で児童・生徒を対象に「がん教育」が行われています。
学校には卵巣がんを罹患した患者さん当人である児童・生徒、また姉妹、お母さん、お祖母さんが卵巣がんを罹患した児童・生徒がいます。
 
がん教育は「がん」という病気を学び病気に対する偏見等を無くしたり、いのちの大切さを学んだり、病気になった周囲の人に優しい気持ちを持つことなど様々な目的があり行われているのだと思います。

いっぽうで授業として行われるなかでいくら児童・生徒の中にがん患者当事者や家族ががんである子供がいたとしても、それぞれに個別の背景や事情があり配慮し尽くしてもし尽くせないため、授業を受けた子供がショックを受けたり傷ついたという報告が患者会に届くこともあります。
もちろん患者会に届く多数の声は「ネガティブ」な声であるというバイアス(偏り)はあります。
 
私はがん教育を頭から否定はしません。
しかし「今の時点で完成している・成熟している」とも思っておらず、学校でどのような思いを持った子供がいたのか、その児童を支える保護者はがん教育に対してどういう思いを患者会に伝えてきたのかをお示しすることでより良いがん教育になるのであればということもあり今回お引き受けさせていただきました。
すでに、これまでご相談いただいた保護者様からはご理解と同意をいただき、個人を特定されない形を配慮しながらエピソードを伝えてもいいと言われています。
 
がんに罹患した経験を世に発信する場は学校だけではありません。
SNSやさまざまな場で発信することがあるかもしれません。

今回はがん教育がテーマではありますが、どういう発信が、どういう配慮が求められるか一緒に考えてみませんか?

 

正直、治験や臨床試験、ドラッグ・ラグといったテーマで話すことが多いので、今回は本当にうまく話せるのか自身もありませんがせいいっぱいご相談くださった保護者様やお子様の思いを伝えられるよう頑張りたいと思います。


 


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