Last updated 2023-04-04  更新者:片木美穂

募集は終了しました。たくさんのご協力ありがとうございました。

卵巣がん体験者の会スマイリーでは卵巣がんの治療や、患者さんの生活の質の向上のため医療従事者のみなさん、学生のみなさんの研究に積極的に協力しています。
今回、松本里加さん(共立女子大学看護学部)より研究協力のお願いがありました。
下記を読んでいただきご条件に合致する方には協力いただけましたら幸いです。

研究へのご協力をお願いします

このたび学校法人国際医療福祉大学の承認を得て、下記の内容で研究を行うこととなりました。
ご多用のなか恐縮ではございますが、ご確認のうえご承諾いただけたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます
 

1. 研究課題名

入院前からの退院支援を受けた患者の意思決定のプロセスの探索
 

2. 目的

我が国は在院日数短縮が推し進められ、退院支援の取り組みは入院前に移行しています。しかし、その退院支援が患者さんにとって、主体的な治療参加や退院後の生活に取り組む意思決定に反映しているのかは明らかにされておりません。
本研究では、入院前から退院支援を受けた患者の意思決定を、看護師が実施する退院支援のプロセスに沿って、明らかにすることを目的としております。
 

3. 研究対象および研究方法

研究対象は、入院前から退院支援を受け、女性に特有の疾患の手術療法後、自宅に退院され患者さんです。この退院支援とは、入院する前に事務的な入院までの準備の説明も含め何かしらの説明を受けたことです。その内容につきまして限定はございません。お話をうかがう中で、実はそれが支援だったという場合もあるので、ぜひご協力いただきたく存じます。
女性特有のご病気としたのは、先行研究で相談や公表しにくい臓器である、社会復帰に男性からの協力が得にくい、性に関して語りにくい日本特有の背景が要因になっている、近年若い世代の罹患率が上昇し低年齢化がみられる疾患であることから、支援が必要と考えたからです。術式や術前後の治療方法は限定いたしません。
 
(スマイリー事務局より:年齢に関係なく女性生殖器のがんで入院を経験された患者様には研究にご協力いただけます)
 

4. 研究期間

2023年2月~2023年 5月
 

5. 研究方法

研究に協力していただける対象者のご希望にそえるよう個別に調整させていただきます。
研究方法は、インタビューです。新型コロナウィルスの感染を考慮して、オンライン(zoom、meet、skype等)や電話による方法を、ご希望で調整させていただきます。プライバシーが確保できる場所で、ご本人の承諾を得られたらインタビューの内容を録画または録音をさせていただきたいと考えております。
インタビューはご負担にならないよう60分以内を予定しており、延長する場合は同意を得た上で別日に行います。インタビューの内容は以下の通りです。
1) 疾患、術式、入院期間(任意)
2) 入院前から現在までの経過
① 患者さんが受けた入院前の退院支援の内容(同席者の有無)
② 入院までに患者さんご自分の意思で決定したと認識したこと
③ 入院してから退院するまでの間で受けた退院に関する支援で、よかった・不足していたと感じた内容とその事象
④ 退院時にお受けになった退院支援の内容とその事象
⑤ 入院してから退院するまでの間で、ご自分の意思で決定したと認識したこと、看護師にサポートしてほしいと思ったこと
⑥ 退院してから、受けた①と③と④の退院支援が役立ったと感じた内容とその事象
*この退院支援とは、退院後の生活を想定した説明や会話がご記憶にありましたら、看護師に限らずどなたからでも構いません。医療従事者以外、例えば患者さんからのアドバイスが役立ったなども含みます。
 

6. 倫理的配慮

1) 本研究の協力は任意であり、協力できない場合にも何ら不利益を被ることはございません。
2) インタビューで収集したデータは、個人や施設が特定されるものではございません。
3) 得られたデータは鍵のかかる保管庫で管理し、電子媒体のデータはパスワード認証とします。
研究終了10年間保管後、データを消去いたします。
4) この調査の実施にあたり、利益相反はありません。
5) 研究成果の公表
  研究終了後、学会や学術雑誌に発表する際も個人情報保護には十分配慮いたします。
 

7.謝礼

本研究にご協力いただけましたら、僅かではございますが、クオカード3,000円をお渡しいたします。
 
 

8.研究参加の同意と撤回

研究参加に同意いただけましたら、後にお渡しする同意書にご署名の上、返信をお願いいたします。
なお、同意を拒否・撤回はいつでもできますので、撤回書も同封させていただきます。
(返信用の封筒はご用意いたします。)


スマイリー事務局より

研究にご協力いただける方は下記より松本さんに研究に協力したいことがわかる旨のご連絡をしてください。
調査の日程調整などで募集が多くなると大変なことになるため募集を一旦停止したり再開したりする可能性があります。
タイミングにより参加の希望があっても参加できない場合もありますがあらかじめご了承ください。

募集の一旦停止や再開はできるだけ速やかにスマイリーのお知らせ等でアナウンスします。


研究に関するご質問やご意見がございましたら、いつでも対応いたします。
以下の連絡先までお知らせください。


連絡先  (研究者)
共立女子大学 看護学部   松本 里加
TEL:03-3237-5865(直通)
     E-mail:19s3049@g.iuhw.ac.jp  rimatsumoto@kyoritsu-wu.ac.jp
          〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-27 共立女子大学3号館
 
(博士課程指導教員)
国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科   教授  谷山 牧