知らなかったから…


のんさん (卵巣がん患者)


私は毎年、健康診断でがん検診も受けていました。
結果は異常なし、ただコレステロールが高めとの事で「運動しましょう…」と言われていたので、フットネスクラブに通い平均体重に近づき喜んだのも束の間、つぎの春に体調に変化が起きました。
 
胃が痛い、ずっと そう思っていました。
ダルいのも怠け病かなぁ 更年期の始まりかなぁ そういえばズボンもキツくなってきてるし。
運動も変わらずしてるのに体重が増えてるのは、昼間は元気に仕事してるけど帰ったらゴロゴロしてるせいかな?
そのうち食べたいのに満腹感で食べられないと言う様になってもなお自然にダイエット出来るじゃん! って思ってみたり。
とうとうお尻の方もヂリヂリする様な痛みが出てきて、そこで初めて「なんか変だな」と思い出したのですが、いつもの健康診断が目の前だったので病院にも行かず、市販薬(胃薬)を飲んでいました。
 
結局 健康診断は受けたものの結果が出るのを待てずに内科を受診。「ガスだまり」との診断を受けるも納得出来ずに次の病院で「婦人科の病気ですね」といわれ、即入院。
そのまま告知、手術、治療、と心の準備もあったものじゃありませんでした。
 
あの時、卵巣がんって病気を知っていたら、もっと早い段階で気づけていたのでは?
卵巣がんって病気がもっとメジャーならガスだまりだなんて言われなかったのでは?
 
そんな気持ちでメッセージを書こうと思いました。