Last updated 2021-04-13 更新者:片木美穂

【用語】スクリーニング検査

 スクリーニング検査とはある特定の対象に対して実施する共通検査により目的の疾患に罹患している患者や、罹患していると予測できる患者を選定すること。
つまり卵巣がんの場合は卵巣がんであるかどうか鑑別する検診のようなもの。
残念ながら今現在、卵巣がんに対する死亡者を減らす有効なスクリーニングは存在しない。

それにもかかわらず近年日本では人間ドックなどのオプショナルや、企業や自治体が行う健康診断などで卵巣がん検診というものを実施しているところが多い。
しかしその手法はさまざま(経膣エコーで卵巣を確認する、CTやMRIで画像を撮影、CA125などの腫瘍マーカーを測定)であり、また卵巣がん陽性とする基準もバラバラである。
そのことから、生理周期の関係で卵巣が腫れているだけにもかかわらず卵巣がんの可能性を指摘されるなどで本来受けるはずのない精神的負担を受ける女性も増えているうえに、その検診が必ずしも卵巣がんの早期発見や死亡者を減らすことに寄与していないという点に注意が必要である。