卵巣がん体験者の会スマイリーバナー

ovarian cancer patients support group,SMILEY

ためらわずに治療をしてください。


望月 ミサさん (卵管がん患者)


がんについて、祖父母の時代の古い知識しかなかった私は、はじめは治療にとても消極的でした。
子どもの頃に昔のがん治療の辛い話を沢山聞かされた影響で、大の病院嫌い、西洋医療不信になってしまったようです。
さらに健康志向で、自然療法を過信していました。
生活習慣病は自力で治すべきだ!治せるのでは?と心の底で思っていました。
 
しかし、がんが現れてから生活を改善するのでは、手遅れなのです。
 
これから治療を始める時に、以前の私と同じように自然療法や代替療法ばかりを信じたい人には、ぜひとも伝えたいことがあります。
 
自分の方針に固執しすぎず、もっと柔軟に考えてください。
情報をよく分析し、知識を吸収し、現代の医療の良い部分も知ってください。
ためらわずに、一番効果の認められている標準治療から試して欲しい。
 
現在のがん治療は、身体に優しくなってきました。祖父母の時代とは違います。「がんとの共生」を実現できる時代に変わっていました。
 
標準治療を受けたからこそ、今の私があるのです。
 
写真:治療中でもバンドでライブをやった!展覧会の作品を作った!